音楽ときどき腕時計

ライブ鑑賞や腕時計の紹介です。

2022-04-15 カルメン・マキ 古希ライブ

カルメン・マキ

会場

クラブチッタ(川崎)
2022年4月15日 18:30~22:20
カルメン・マキ 古希ライヴ~生かしておいてくださってありがとう~

 

セットリスト

【第一部】
・Falcon(Guitar,Effects)/伊藤志宏(Piano)/丹波博幸(A Guitar,E Guitar)
 河合徹三(Bass)/上原"ユカリ"裕(Drums)/中村 哲(Sax,Pianica,その他)
 清水一登(Piano,Keyboards,その他)

01.オープニングムービー
02.戦争は知らない
03.時には母のない子のように
04.悲しくてやりきれない
05.I Don't Want To Talk About It(Danny Whitten)
06.テネシーワルツ
07.夢の後
08.それはスポットライトではない(浅川マキ)
09.MC
10.デラシネ
11.ビデオメッセージ
12.A Bird and A flower
13.望みのない恋~
14.~波の音
15.白い月(萩原朔太郎
16.懐かしのわが家(寺山修司
17.世界の果ての旅

【第二部】
カルメン・マキ 山本恭司(Guitar,Vocals) スペシャル・ユニット
カルメン・マキ&OZ 
 春日hachi博文(Guitar)/川上シゲ(Bass)
 武田"chappy"治(Drums)/厚見玲衣(Keyboards)

18.山本恭司-Monn Chile (King Crimzon)
19.山本恭司-I Love You More Than You'll Ever Know (Donny Hathaway)
20.山本恭司-MC
21.山本恭司-EVEの夜(NOIZ)
22.山本恭司-祈り
23.山本恭司-Lilly was gone with Windowpane
24.ビデオメッセージ
25.MC
26.六月の詩
27.タンジェ
28.閉ざされた町
29.Understand (Blues Creation)
30.私は風
31.メンバー/スタッフ紹介
32.謝辞

Note

カルメンマキの古希ライヴ「~生かしておいてくださってありがとう~」に参加しました。
会場のクラブチッタ川崎は606席という小さな会場で、両PAが45度の位置に見えるL列15というほぼ中心の好座席でした。
外はあいにくの雨ですが、この会場に影響はありません。
第1部は、ギタリストのFalcon、丹波博幸によるバンド編成です。

カルメン・マキ I Don't Want To Talk About It - YouTube

25分の休憩をはさんだ第2部は、カルメンマキ、山本恭司、厚見玲衣のスペシャルユニットで、なんとCrimsonのMoon Childから始まりました。
続いてDonny Hathawayの「I Love You More Than You'll Ever Know」という渋い選曲です。3曲目の前に山本恭司の楽しいMCがありました。
山本恭司が初めて見たのは1977年のOZ解散コンサートなので正真正銘のカルメン77です。
おやじギャグですね。やわらかく少し女性的なアクションは健在でした。
一転、NOIZの「EVEの夜」でハードなギターを聞かせてくれた後、ギター音のギミックで空襲警報のサイレン、爆撃機のプロペラ音、そして平穏な時へ、
そんな情景を表現。2分弱の演奏ですが考えさせられる内容です。
私は「祈り」とタイトル付けしました。最後はLilly was gone with Windowpane。この楽曲は奏者によって変化する多様な表情を持つ楽曲です。

カルメンマキ、山本恭司、厚見玲衣 - YouTube

そしてOZです。この時点でコンサートが始まって2時間半です。それでも衰えない声量はすさまじいものがあります。
会場の片隅に小さなマキの部屋テーブルをおいて、そこには赤ワイン。曲間に適宜休憩もいれて、そこでMCをしたり楽しい雰囲気でした。
「私は風」の間奏でも休憩していましたが、戻るタイミングが遅れて、春日さんのマイクで歌を奪い取り、歌唱を再開したりなどのハプニングも楽しいものです。

コンサートは全長で3時間半。帰りの電車に焦った人もいたでしょう。演奏の合間には共演した仲間たちからのビデオのお祝いメッセージが流され、マキさんの声が詰まってしまうシーンもありました。